言ったもん勝ち。とりあえず言え。
アメリカに来て学んだこと
「やりたいことはとりあえず言え」精神
よくわからないが、ここはアメリカなんだから言ったもん勝ち、交渉したもの勝ちという考えが自分に根付いた。
最後の最後まで強情に押し通したジャパンウィーク企画が無事終着に向かっている。
ジャパンウィークはそもそもはじめからダメもとでの交渉の連続だった。
ジャパンウィーク全体の責任者の名前を勝手にネットで検索してFacebookの友達申請してメッセンジャーで連絡をとったのがきっかけで始動。
その後もボランティアTシャツがほしいと思えばボランティア管轄に連絡し、材料費が落ちないとなれば財務部の人に話をしに言った。無事に学校から予算許可をゲット。
宇和島屋から学校への材料寄付をキャンセルされた時もとりあえず支店長のアドレスを聞きメール。
それがダメならこんどは社長をネットで検索し、勝手にアドレスを予測し交渉のメールを送った。
ジャパンウィークが無事終わったと思ったらこんどは返金問題。
予算申請を出していたのかと聞かれれば出したといい(出してない)、いいって言われたからやったんだと言い張った。勝手に買った紙皿やキッチンペーパーをはじめは予算から出せないと言われたが粘ったら受け入れてくれた。うまくいった、最高。
ほら、やっぱ言えばいいんでしょ?
適当でどうせ確認なんてしないんだから言ったもん勝ちだ。性格はゆがんできた。日本のお人好し、謙虚な精神も好きだがそんなことしてたらやってられない。
言えばなんとかなることもある。言わなければそこでおしまい。一回であきらめてはいけない。これがアメリカ。というかこれが意見を言わないと存在感がなくなる多国籍国家なのかもしれない。
日本ではダメなもんはだめ。言いたいことをいい、強情でいたら自分の評価を下げることにつながる。
空気を読めないやつという悪評も得る。
しかしこちらでは空気など気にせず思いをぶつければなんとかなることが多いように思う。
アメリカで空気を読むことは求められない。多民族国家のアメリカに読まねばならない共通の空気は存在しない。それぞれがそれぞれの空気を吸い、混ざり合って生活している。
わたしは基本は強情だし言いたいことは言いたい。
だから意見、提案を言うことが歓迎されるアメリカの文化はとても好き。
やりたいと言った場合の成功率はアメリカの方が高そうだ。
人に干渉もしなければ、人から干渉されない文化。でも求めれば与えてくれる。
逆に日本は平均であることが歓迎される。平均値を上げることによる全体のレベルアップを好むため、何もしなくても自動的にいろいろ与えてくれる。飛び抜けて優れもしなければ飛び抜けて落ちこぼれもしない。日本にいれば平均が保障されているのだ。格差の少ないすばらしい文化だ。
判断できる人も、判断できる基準もないため、総合的に見てふたつの文化に優越はない。
でも意見を言うことに対し、周りの視線を気にしたり、空気を必要以上に読む必要がないと言う点ではアメリカの文化をわたしは好む。
違う思いを胸に秘めながらまわりに合わせる必要はないのだ。
まわりに合わせない人は協調性はかけるが、1人の人間としてはとってもクールだ。
わたしはこれからの半年も「ここはアメリカ」「とりあえず言うか」精神で強く生きて生きます。
言ったもん勝ち。
(さんざんここまで語ったが、所詮わたしは日本人。みんなが授業時間すぎても質問とかをしていると、いやいや空気読んで?、時間すぎてるよ?、みんな帰りたがってるじゃんわかる?という空気を読んでほしいという思いを捨てきれない。言ったもん勝ちだしいうのはいいと思うけどみんな空気を読もうよ、、とついつい思ってしまう。)